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奥武蔵の風に吹かれて NO.010 朝露 2001.4.20



 やはりリハビリを兼ね、早朝、家の周りの散策をした。
 ビッシリと付着した朝露で、草の葉がきらめく。珠玉の宝石にも勝るその光は、朝のほんの僅かな時間だけ、見る者の目を楽しませてくれる。付近を流れる小川のせせらぎと共に、水の輝きが最も美しいと感じる瞬間。

 太陽と地球。宇宙の大きなうねりの中で、日々繰り返される自然の営み。人が居ようと居まいと、とどまることなく続く大地の鼓動。

 モンキチョウが草の葉裏に露を避けるようにぶら下がっている。やがて太陽の恵みを受け、気温が増すとともに、体も乾き、行動を始める。いつの間にか、虫たちにとって忙しない季節となっている。

 春の輝かしき朝のひととき。




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